アイスバーン時のスリップしにくい歩き方や運転の仕方をアドバイス!ケガを防ぐためには?

冬になると気温の低下により発生するのが路面凍結

最近では関東地方とかでも路面凍結による事故が発生しやすくなっています。
そんな時に少しでも対策を知り、大きなケガや事故に巻き込まれないように事前にしっかりと対策をとっていたり、知識があると便利だと思いませんか?

今回は路面凍結に慣れていない方に向けて、歩き方やバランスのとり方・運転の仕方をアドバイスしていきます。

 

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歩行時の対策は何?

北海道や東北の方など雪が発生しやすい場所に住んでいる方は結構対策をとっていますが、普段雪道や路面凍結に慣れていない方ですと、いざ凍った時にはどう対処していいのか分からない方が多い事だと思いますので、少しでも対策をとれるようにしておきましょう!

 

意識はいつ転んでも良いように考える!

どんな歩き方をしていても転ぶ時には転びます!
ですので、意識は常に転んでも良いようにしておきましょう!

 

 

実は雪道というのは『雪がある』と分かっているので、それほど警戒されていない方が多いです。
しかし本当に怖いのは『ブラックアイスバーン』の路面を進んでいる時です!

 

ブラックアイスバーンとは?

路面に薄い氷の膜ができて、単なる湿潤路面のように黒く見えるのに凍っていることをブラックアイスバーンという。一見すると凍結していることに気付かないことも多く、夜間は特に危険である。

Wikipedia参照

 

簡単に言うと、路面が『あ!濡れている!』と思っている箇所が実は凍結している状態です。
意識せずに歩いていると意外とこのブラックアイスバーンの箇所で転倒をすることが多いです!
雪道は雪があるので、注意して歩いている方が多いですからね。

そして注意をしていないと転んだ時の衝撃がかなり大きいと思います。
というのも完全に不意を突かれている状態での転倒となるので、大きなケガに繋がりやすいので少しでも濡れている路面を見かけた時には『凍結しているかも』と意識しておくだけで、転んだ時の咄嗟の対処もしやすいかと思います。

北海道や東北地方の人はよく転びにくい歩き方をしていると言われていますが、雪道に慣れている地方の人でも滑って転ぶ時には転びますので、冬道は特に気を付けて歩くように心がけましょう!

 

歩くときは小刻みに!

歩いている時には、通常の歩き方より小刻みに歩くようにしましょう。

 

 

大股で歩いていたり通常の歩き方をしていると足の力が前方向に進んでいる為、スリップした時にも前方へ力が加わりやすくなっています。
小刻みに歩くという事は、歩く力を少しでも真下方向へ入れる事にも繋がりますので滑りにくくなります。

もちろん絶対に転ばないわけではありませんのでご注意を!

 

文章では少し説明し辛いですが、前に大きく足を出すのでは無く『少しだけ出した足を後ろに意識しながら蹴るイメージ』で行くと良いように思えます。

 

また足を上げる高さについても、いつも以上に低くして移動した方が良いと思います。
個人的には『すり足』に近い感覚で歩いていますね。

夏場の歩行よりも遅い感覚で歩いている方が、スリップしにくいのでどこかへ移動する際もいつもよりも早めに行動を行って、ゆっくり目的地に『安全に』到着するようにしましょうね。

 

靴は見た目より機能性重視!

冬場の凍結路面を歩く際には、カッコよさや見た目重視では無く機能性重視の靴を履くようにしましょう!

 

 

女性であればヒールのような靴は面で接地をしませんし、男性の靴であっても夏用の靴を履いているとやはり滑りやすいので、冬用の靴であっても『暖かい』だけの機能ではなく滑り止め機能が付いたものを選んで履くようにしましょう。

少しでも滑りにくい靴の特徴としては…

  • 金具付きの靴底
  • グリップ力が高い深い溝がある靴底
  • 滑り止め材を使用している靴底

 

などがあります。

とは言っても最近は機能性を備えながら見た目も良いものも多いので、靴専門店に行きながら色々と調べてみると良いと思います。

 

運転時の対策は何?

運転時のスリップは、歩行している以上に大きな事故に繋がってしまいます。
走行時は特に下記を意識しながら運転を行いましょう。

 

スタッドレスタイヤを履こう!

スタッドレスタイヤを装着する事で、滑りにくさを格段に向上してくれます。

 

 

絶対に滑らなくなる訳ではありませんが、それでも夏タイヤよりは断然に滑りにくいです!
タイヤチェーンもありますが慣れていないとしっかり固定できなかったり、走行している時に間違って外れたり壊れたりする可能性も在るので、筆者はスタッドレスタイヤをお勧めします。
(ある程度使用したら、そのまま夏タイヤに併用もできますからね。)

走行距離や保管状況にもよりますが、約三年くらいを目安に取り換える事をおススメします。
タイヤが硬くなったりスリップラインがかなり減っているタイヤは、やはり滑りやすいので注意が必要ですよ!

 

ブレーキは普段よりも『かなり』早めに!

ブレーキはかなり早めに使うようにしましょう!
その際も通常通りにブレーキを踏むのではなく、徐々に踏み込みようなイメージが大切です。

 

 

スリップはどんな状況であっても発生します。
例えば…

  • タイヤの目が減っている
  • スタッドレスタイヤを履いていない
  • 急な曲がり方をした
  • 急なブレーキを踏んだ
  • 直線道路であっても速度の出しすぎ

 

など、色んな場面で発生するので、注意をしておきましょう。
先ほども書きましたが徐々にブレーキを踏んでいく事も大切ですが、その他にもシフトダウンによるエンジンブレーキを活用した速度低下を行う事が出来ますよ。

最近の車はAT車が多いですが、シフトチェンジ機能は付いています。
皆さん、普段はギアを『D』に入れて運転をしていると思いますが、『2』や『L』に入れる事でエンジンブレーキが作動し、速度を弱めてくれますので活用していくようにしましょう!

 

急激なシフトチェンジはエンジンにも負荷がかかりやすくなるので、速度を調整しながら併用すると良いですよ。

 

その他にもポンピングブレーキを使う事で、対処ができますよ。
方法は簡単で、ブレーキを踏み『滑り始めたらブレーキを弱める』のです。

ただし、この方法はかなり止める為の距離を確保しておかないと使用できませんので、必要以上の車間距離であったり、止まりたいポイントからの距離を確保する事が必要になってきますので、意識しておきましょう。

もし『ポンピングブレーキのやり方が分からない』という方は、路面が乾いている状態の時に少し練習をしてみると良いかもしれませんね。

 

坂道では焦らず、ゆっくりとスタートしよう!

凍結路面では、最初のスタート時の速度はゆっくりと走り出すようにしましょう!

 

 

急激に走り出すとタイヤが空回りしやすくなります。
そして、同じ場所で空回りを続けると『スリップしやすい状況』を作りやすいので、走り出す時には特にゆっくりと走るようにしましょう。
坂道なら尚更ですね。

 

私も本州に行った時に歩いていると、坂道発進をしようとしている車が焦ってアクセルを踏んでいますが逆効果だと思っています。
大切なのは、雪道だからこそゆっくりと走り出す事だと思っています。

 

どんな状況にも言えますが、冬道では『いつも以上に心にゆとりを持って、臨機応変に対策できる事』が必要となってきますので、対応できるようにしていきましょう。

焦った時にこそ、車も心も冷静に!です。

上り坂より下り坂。

車間距離はいつもの倍以上に!

先述のブレーキ関連や対策にも言えますが、冬道ではとにかく『距離を保つこと』が大切になってきます。

 

 

通常の『距離より2倍以上の確保が大切です』とありますが、距離は保てるだけ保っておいた方がどんな場面にでも対処できるので意識して運転してみましょう。

都市部では距離を保つことが大変かもしれません。
しかし、距離は保てなくても速度を調整する事でも必要な車間距離は少なくなってきますので、調整をしていきましょうね。

法定速度で走る事だけが全てではありません。
大切なのは、夏場以上に到着時間に余裕を持って走る事が大切。
30分先の目的地にどんだけ速度を出したとしても5分も変化すると思いますか?
事故を起こさないで目的地に付ける事の方が大切ですよ~。

 

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特に滑りやすい場所はどこ?

寒くなるとどこでも凍結になりますが、その中でも凍結のしやすい場所がありますので、歩行時も運転時にも特にご注意を!

 

日差しが無い場所は凍結が解除されにくい!

日差しが無い所は気温が上昇しないので、凍結が解除されるまで時間が掛かるので路面が濡れているような場所は常に『凍結している』と意識しながら、避けたり歩いたりするようにしましょう。

 

 

場所によっては一向に溶ける雰囲気が無い場所も多いので、ビルの隙間の通路であったり建物が横にも縦にも大きい施設の日影側を歩くときには警戒するようにしましょう。

トンネルの中も同じで基本は日差しが無い事から気温が上昇する事は全く無いので、特にトンネルの出入口は注意をしましょう!

 

トンネルの出入り口は気温の上昇も少しはありますが、基本は凍結していると解釈して走行しておいた方がスリップした時に対処しやすいですよ。

 

暗い場所・明るくても日差しが無い場所(少ない場所)では、路面が溶けにくいので歩くときには最新の注意を払っていきましょう。

 

橋の上は下側からの凍結に注意!

実は橋の上も凍結しやすい環境にあります。
それは、日影であっても無くても、です。

 

 

橋の上は実は橋の下が空洞になっているので、底冷えが発生します。
歩行面は日差しや気温によってプラス気温によって暖かくなっているかもしれませんが、橋の裏側(川側)の方から凍結がかかり私達が歩いている表面にも凍結が発生してくるので、気を付けるようしましょう。

しかも溶けるまでに時間が掛かりますので、外気温が高かったとしても警戒しながら移動するようにしましょうね。

 

まとめ

凍結路面では、どんな状況であっても『あ、滑るかも』と警戒しながら移動するようにしましょう。

完璧に滑らない方法はありません!
少しでも対策を増やすことでスリップしにくい・したとしても対処がしやすい環境を作り出すことができますので、アイスバーン時の為に沢山の方法をとれるようにしておきましょうね。

 

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