5月・6月とこの時期に入ってくると梅雨が到来しますよね。
毎年、湿気やカビに頭を悩まされることも多いのでは無いでしょうか?
何とか少しでも対策を取りたい!という方の為に対策法をまとめてみました。
小さな事1つでも対策を取っているとカビや湿気に悩む日々が少なくなりますよ!
また強風時の対策については『強風による窓や玄関などの隙間風がうるさい!簡単にできる騒音対策は何?』でもお伝えしていますので、宜しければこちらも参考にしてみて下さい。
カビが発生する原因と場所は?
カビが発生しやすい条件や場所がありますのでお伝えしていきますね。
発生する原因は?
カビが発生する条件としては『温度』『湿度』『栄養』の3要素がすべてそろった際に発生すると言われています。
上記の3つが揃ってしまうとカビが一気に増殖する!とも言われていますね。
特に
- 湿度60%以上
- 気温25~30度
- 栄養(ほこり・垢・汚れや有機物など)
(温度・湿度に関しては目安です)
これらがカビの原因ともなり、気付いた時には増殖している!といった問題にもなりますので、日ごろから少しでも対策を取っておくことが大切になってきます。
特に押入や物入れなどの倉庫的に扱っている部分ではこの条件が達成しやすくなってしまいますので注意が必要になってきます!
気付いた時には対策が取れないだけカビが発生している!といったレベルまでならないように気を付けましょうね。
場所はどこ?
カビが発生しやすい場所として特に気を付けておきたい箇所は、
- 浴室や脱衣室と『水回り』の多い場所や日光が入りにくい部屋(押入・物入等も含む)
- タンスの中などの密閉空間
- 食器棚と壁とのスキマ
など、ほこりや湿気が貯まりやすい場所は比較的にカビが発生しやすいので特に注意が必要ですね!
カビを発生させない対策法!
上記に3つが揃った時にカビが発生しやすい事は分かりましたが、ではどういった対策を取って言ったら良いのかお伝えしていきたいと思います。
定期的な掃除を心掛け!
カビの発生原因の1つでもあるほこりを除去するために、常日頃からの掃除が大切になってきます!
掃除を行う事でカビの増殖の原因でもあるほこりを除去する事が出来ます。
カビは髪の毛などの有機物からも増殖して今いますので、小さなゴミ1つから増えていく可能性がありますので、こまめに行っていきましょう!
普段は気にしないようなタンスの裏なども定期的に行う事で発生しにくくなりますので、積極的に行っていく事が大切です!
意外と気付かない人も多いのですが、タンスの裏の掃除(タンスそのものや床)を行う人はいると思いますが、【巾木】と呼ばれる『床と壁の境目にある部材』を掃除しない人もいるので気を付けましょう!
最近の住宅ですと薄型になっている可能性がありますので、そちらも写真を付けておきますね。
こちらの上部の部分に意外とほこりが溜まっていたりするので、折角タンスを移動させたりしながら掃除をするのでタオルなどで拭き取って綺麗にしておきましょう!
定期的にタンスの中なども服を取り出して掃除をして置く事!
そうする事でカビが発生しにくくなりますので、おススメですよ!
掃除が苦手な方もいるのかもしれませんが、そんな方は『1日1部屋』ずつでも良いので行っていく事で対策に繋がってきますよ。
その他にも除湿をすることでカビが発生しにくくなりますので、次項ではその除湿方法について説明していきたいと思います。
除湿で部屋の湿度を低下!
梅雨時期になると、どうしても雨の日が多くなり湿度が高くなってしまいます。
様々な方法で、湿度が高くならないようにしてきましょう!
湿度を低下させるのには…
- 除湿器
- 換気
- エアコン
- 扇風機
- 換気扇
などこの他にも沢山ありますが、ここではこの5つをメインにお話しして行こうと思います。
『除湿器』を使おう!
除湿器を使い、部屋の湿度を低下させましょう。
除湿器を使うと強制的に湿度が低下していきますので、有効的に使っていくと良いですね!
換気扇や扇風機を使用する際にも共通として言える事ですが除湿を行う際には、押し入れなどの密閉空間になりがちな場所も扉などを空けて置いて、空気を循環させることが大切です!
特に押入などは『日光が入らない・空気がこもりやすい・ほこりが貯まりやすい』などカビが発生しやすい状態でもありますので、積極的に開放していきましょう!
こちらのコメントに関しては後述で補足していきます。
ちなみに上記の除湿器を買われた方の感想はこちらから…
梅雨の湿気に耐えきれず購入したところ、すぐに配送してくれました!
80%あった湿度が二時間で59%になりました。空気清浄機能のおかげか、悩んでいたシンク下の臭いも解消されて感激です。
6時間後にはタンクにたっぷり水分が貯まっていてこんなに空気中に水分があったのかと驚きつつ、スッキリして嬉しくなりました!
もともと持っていたデシカント式の除湿機は梅雨時全く役に立たなかったので、本当に購入してよかったです!
やはり除湿器を使う事でかなり湿度を低下させることができますね~。
移動が楽なタイプでもありますので、これを期に購入し梅雨時期を乗り越えましょう!
窓を開けたり扇風機を使い、換気をしよう!
「梅雨時期に換気しても意味は無いのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、換気をする事によって、空気が移動するので湿度の良い場所と少ない場所の循環がされるので有効とされています。
こちらは、換気扇や扇風機と併用しながら窓を開ける事で、より一層の循環になりますのでお勧めします!
換気扇は住宅についてるものをそのまま使う事になりますが、扇風機は夏の暑さ対策にも使えるので1つ用意をしておいた方が良いですよ~。
最近は24時間タイプの換気扇が設置されていると思いますので、そちらをフル活用して少しでも湿気を取り除いていきましょう!
最近の扇風機は上記の写真の様にスリムになっている商品もあるので、収納など場所を取る事も少なくなってきていますので、便利ですよ!
梅雨時期は空気の移動が無いと余計に不快に感じる事も多いので、エアコンが無い方は扇風機を使いながら循環させるのも1つの手ですね!
ただし、外気温の方が室内より湿度が高い場合は逆に湿気を呼び込むことになりますので注意してください!
エアコンの除湿機能を使おう!
エアコンに内蔵されている除湿機能を使う事でも、湿度を低下させることに繋がります。
今や家庭に必須なほどの商品にもなっているエアコン。
最近のエアコンは除湿もできますし、かつマイナスイオン効果があったり空気清浄に優れていたりと様々な機能を持っているので、購入し活用していきましょう!
冷房を使う事によって温度も低下させることに繋がりますし空気の循環も行われるので、まさに一石二鳥ですね。
電気料金を抑えるタイプのものを買えば家庭にも優しいので、更にgood!
エアコンはカビが発生する原因の『温度・湿度』を調整する役割も持っているので、あると非常に便利です!
ちなみに購入者からのコメントはこちら。
型式も新しく値段もお買い得でした。
初めてエアコンを買う方に1つアドバイス!
家電量販店などでエアコンを探していると『8畳用』みたいな表示があると思いますが、部屋の大きさを調べて購入する事になりますが、1ランク下の性能でも部屋に対し効果がありますので、料金を抑えたい方はご参考までに!
確かに部屋の大きさに見合った機器を購入する事が間違いないのですが、1ランク下(部屋が『8畳』だとしたら『6畳用』)の性能でも除湿できますし、冷房を使っても十分に温度が下がるのでおススメです。
(※その分、使用時間が多くなるので電気代は掛かりますが)
性能や使用時のコストなど様々な観点から、購入する際にアドバイスを頂きながら自分にあった内容を選んでいきましょう!
電気を使わない簡単な除湿方法は?
先ほどご紹介した内容はどちらかというと少し料金がかかりやすい内容でお伝えしてきましたが、今度はもっと簡単なアイテムを利用して除湿をしていく方法をお伝えしていきたいと思います。
色んなものを併用する事で除湿対策にも繋がりますのでおススメですよ。
『炭』
炭は除湿効果があると聞いた事はありませんか?
湿度を吸収してくれるのであると便利ですよ。
ただし、量にはご注意を!
一般的に炭での除湿を行おうとするとそれなりの量が必要になってきます。
例ではありますが、6畳間を除湿しようとすると『10kg相当』の量が必要になってきますので小分けにしながら使用していきましょう!
炭は手入れを行うと半永久的に使用できるので考え方によっては1度の購入だけで済むので便利だと思います。
定期的に炭の臭いを嗅ぐと気持ちも落ち着きますからね。
更に脱臭効果もあるのでタンスや押入れなどの狭い空間の使用する事で、かび臭いにも対応できますよ!
日干しを行ったり、お湯で沸騰させたりすることで長持ちも致しますので積極的に使っていきましょう!
ちなみに炭にも沢山の種類はありますが、除湿的に使うのであれば『竹炭』が特におすすめです!
『乾燥剤』
お菓子とかに入っているアレですね。
わざわざ買うのに躊躇される方は、お菓子を購入した際に入っている乾燥剤を集めておくとそれなりの量になってくるので、後には部屋を乾燥させるだけ集まると思いますので、コツコツと集めてみるのも手かもしれませんね。
使用した乾燥剤は過熱をする事によって、再利用もできますので便利ですよ!
ただし、乾燥剤を袋から取り出して使用する事になりますので、小さなお子様やペットを飼っているご家族はうっかり手に取らないような高い場所に設置する事をお勧めします!
『新聞紙』
新聞紙も水分を吸収できる素材ですので、古い物を集めておき湿度の高い時には使用するとエコですね。
使用方法としては、『くしゃくしゃに丸めて使用するだけ』です。
新聞紙1枚の水分の吸収量はそれほど高くありませんので、タンスの中であったり下駄箱の中などで使用する事で湿度を下げていけるので狭い空間で使う事をお勧めします!
ただし注意点がありまして、それは『水分を吸収した新聞紙は早めに処分する事』です。
湿気を吸収した新聞紙は段々と柔らかくなってくるのですが、その状態になりますとばらばらになりやすく処分するのに大変な目にあいますのでご注意を!
新聞紙ですと、購入されている方もいらっしゃると思いますので、ただ処分するのではなく最後まで有効活用していきましょう!
『使用済みのコーヒー殻』
使用済みのコーヒーの粉は湿気を吸収できますし消臭効果があったりと炭と似たような効果がありますね!
こちらも炭と同じように乾燥させることで再利用する事もできますので、ぜひ活用していきましょう!
『重曹』
掃除をする際に便利な重曹ですが、実は湿度対策としても効果があります。
使い方としては、空き瓶に重曹を入れて、容器の口にガーゼを被せれたりキッチンペーパーなどで被せて使うのが一般的だそうです!
こちらも消臭効果がありますので、多面で重宝しますね。
ちなみに、アロマオイルを入れる事で香りを楽しめたり抗菌効果も表れるので、折角湿度対策を行うのであれば、香りも含めて楽しむのもアリだと思います!
ちなみに交換するタイミングとしては、重曹が徐々に固まってくるので様子を見ながら取り換えるようにしていきましょう。
『珪藻土(けいそうど)』
最近ですとバスマットやキッチン周りでも使われていたりしますが、その他にもこういったマスコット的な物であったり、お部屋に飾るようなアイテムとしても使われているのでインテリアとして使いながら、湿度を下げる事もできます。
その他にも除湿をするアイテムはありますがここでは、商品だけご紹介していきたいと思います。
- 水取りぞうさん
- 除菌シート
- 布団乾燥機
- 盛り塩
色んな対策を取りながら、カビや湿度をおさえていけるようにしていきましょうね。
カビを発生させない工夫や湿度を籠らせない対策は?
今まで紹介してきた内容はアイテムを使った対策となりますが、こちらでは普段の生活で出来る事をメインでお話しして行こうと思います。
ちょっとした工夫によってカビが発生しにくかったり湿度がこもらなかったりしますので、こちらもぜひ活用していきましょうね。
『スノコ』を使った空気の循環法!
皆さんは押入などで布団や使わない用品を段ボールなどに入れ、そのまま床や棚に置いていませんか?
スノコを使う事でスキマを作る事に繋がりますので、ぜひとも活用しましょう!
スノコを使う際にアレンジとしておススメなのは、『壁にも設置』する事です!
通常の使い方ですと、床面にスノコを敷いてから物を置いているかと思いますが、壁面にも使う事で一定の空間を保つことにも繋がりますので、ぜひ行ってみて下さい。
買った商品や使い方にもよりますが空いているスキマに先ほどの乾燥剤であったり、炭を設置しておくとより効果的に湿度の低下に繋げる事になります。
また日頃、何もない時には押入などの扉を開けておくことで湿度も充満しにくくなりますので、 来客時・作業時以外は空けておくのも良いと思います。
タンスの裏側を使った空間作り!
タンスのスキマを多くとる事によって、湿気がこもりにくくなりますので行ってみましょう。
この空間を少しでも空けておくことで空気の循環が起こりやすくなりますので、ぜひやってみて下さい。
特にタンスの裏や内部は『湿度がこもりやすい』『熱い時には温度が上昇しやすい』『ほこりが貯まりやすい』とカビが発生する原因の3要素を全て含んでいるので少しでもできる事を増やしていく事が必要になってきます!
年末以外にも定期的に掃除を行ったり空間を空けておくことでも対策になりますので、カビ防止の為に積極的に対策を取っていきましょう!
開放的な部屋作り!
先ほども少しお話ししましたが部屋を開放的にしておくことで、空気の循環が起こりやすくなりますので、こちらも活用していきましょう!
どこかに出かける際や普段の家での生活で支障が無い時は、扉を開けておくことで空気の入れ替えにもなります。
『カビ臭いから嫌だな~』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが定期的に行う事で臭いもしなくなりますし、いざ使おうと思う時に快適に使用できるので大切ですよ。
特にお風呂場の扉は使い終わったら、湿気がこもりやすいので開放しておいた方が絶対に良いですよ~。
部屋の角のシーリングなどにカビが発生し、それが浸透したとしたらどんな掃除を行ってもほぼ取る事は不可能なので、気を付けましょう!
(シーリングの内部に浸透したカビは、除去しにくいです。綺麗になったと見えていても内部までは除去できていない可能性が高いですね。)
『物干し棚』で定期的に服類の手入れ!
普段使わない洋服なども時には手入れを行っておくことで、いざ使う時の為の対策になりますよ。
押入れなどに設置されているハンガーなどもそうですが、コートや服を掛けて置く際に少しでもスキマを空けておくと湿気が充満しにくいので、対策を取っておきましょう!
また、上記のハンガーラックの様に部屋内で利用できるものを使い、空気を循環させることで臭い・カビ・ダニを防ぐことにも繋がります。
エアコンや扇風機などを使用する際に一緒に窓を開け、時には新鮮な空気を取り入れましょう!
まとめ
カビの発生原因を少しでも抑える為に、日々の掃除であったり換気や対策を取る事が大切になってきますので、定期的に行動し快適な空間作りを目指しましょう!
梅雨じきだからこそ、二重三重の対策を取っておくことが大切です!
嫌な梅雨時期だからこそ住まいでの快適さを保つことが心身ともに楽にもなりますので、色んな対策応用していきましょう!